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リノベーションにかかる費用は?

住宅の購入方法において中古住宅を購入してリフォームする。またはリフォーム済みの住宅を購入するという買い方も浸透してきました。

日本では「新築文化」が根強く浸透しており中古住宅は人によっては見向きもされませんでしたが最近は物価上昇に伴い新築住宅の価格も高騰の為中古住宅を検討する人も多いのではないでしょうか。

そこで今回中古住宅を購入した際に必要となる「リフォーム」「リノベーション」について詳しく解説します。

・ポイントリフォーム

・フルリフォーム

・フルリノベーション

それぞれ掛かってくる費用と内容は異なるので自分に合った暮らしを選択しましょう。

ポイントリフォーム

「このキッチンまだ使えそうだな・・・」「浴室もまだ交換して1年位らしいから再利用したいなあ」

中古住宅は前所有者の使い方によって現状は様々でありまだ使えるものも多数あります。

キッチンであればシステムキッチン本体はまだまだ使用可能だけどガスコンロや水栓は汚れやサビがひどく使えないという状況の場合、ガスコンロの交換15万円、水栓の交換3万円、レンジフードの交換10万円、(商品取付費込み)となるでしょう。

しかしシステムキッチンを全て交換するとなると100万円前後の費用が必要となる為、場合によっては自分にとって必要な箇所のみをリフォームするのもリフォームコストダウンの選択肢の一つですね。

また壁紙クロスやトイレ、洗面の床材であるクッションフロア、フロアタイルなど内装工事は全て既存のものを交換するケースが多いと思いますが㎡辺りいくらと言われても中々ピンとこないですよね?

大体60㎡程のマンションを購入しクロス全面貼り替えて50万円~60万円程です。
尚、クロスには大きく2種類のものがあり「量産品」と「高級品」の二つの価格帯で選ぶことが可能です。

量産品にはよくある白がベースのデザインがシンプルなもの、高級品と呼ばれる通称「1,000番台」のクロスはデザインが豊富でハイグレードなものが多いです。価格差は1,000番台のクロスが量産品の役1.3倍ほどになります。1,000番台のみだと高くついてしまうのでポイントで4面の壁のうちアクセントで1面のみ1,000番台のクロスを選ぶなどしてデザインとコストを両立しましょう。

フルリフォーム

フルリフォームとは間取りをほぼ変える事なく目に見えるものほぼ全て交換する事とイメージして下さい。つまり実際の生活において目に見えるもの、手に触れるものはほぼ全て新品になります。
日本の新築至上文化は高度成長期にどんどん建築された今見ると魅力のない物件が多い事から中古住宅に魅力を感じられない事も一因の一つかなと感じるのですが、現代の商材でフルリフォームする事によりとても素敵な住みやすい家へと変貌するので是非中古住宅も検討して頂きたいものです。

フルリフォームの工事内容としては

水回り全交換(キッチン、浴室、洗面、トイレ)200万円
壁紙、クッションフロア、巾木等全交換50万円
建具交換(室内ドア、ドア枠、クローゼットドア等)40万円
フローリング全貼替え80万円
電気関係交換工事(スイッチ、コンセント、ブレーカー、照明器具)20万円
塗装工事(木部、鉄部等)15万円
給湯機交換20万円
専有面積60㎡マンションの場合

これに諸々解体費用や諸経費を含み450万円から500万円が最低限必要となります。
デザイン性の高いものや商品のグレードを上げれば更に費用が掛かります。

フルリフォームにおいてよくある工事では「和室から洋室に変更」などがありますがこれも現代の生活スタイルに合わせたリフォームですよね。費用としては約30万円程追加費用が掛かってきます。

また既存のフローリングが古い為交換したい場合、既存のフローリングを剥がして再度フローリングを貼りなおすと大きく費用が掛かる為、既存のフローリングの上から上貼りするタイプの厚みの薄いフローリングも各メーカーから販売されており、この上貼りフローリングを採用するケースも多くなっています。コストも工期も大幅に削減可能です。

フルリノベーション

フルリノベーションでは建物の躯体と呼ばれる骨組みを残して一度内装類を全て撤去し新たに壁や配管も新設し目に見えない部分もほぼ新築する工事です。

マンションの場合は躯体がコンクリートで出来ている為自分の家は四角い箱型のものが多いです。
よって中の間取りや水回りの位置などは自由に変更出来る場合が多く、築30年以上が経過した建物でも内装に関しては全て新しく再生する事が可能です。

前述のフルリフォーム工事よりも更にコストはかかりますが目に見えない部分まで全て新品へと交換される為自由度と、安心感は高い工事になります。費用としてはフルリフォームの500万円に加えて水道管やガス管、電気配線等の新規引き直し壁などの室内下地材の新規作成等も含めてプラス300万円程が追加費用として掛かってくるので合計800万円程が必要になります。

また完成後のイメージが中々想像出来ないという方も多いのでCGやイメージパースを用いて完成をイメージする事が必要になります。

まとめ

リノベーションにかかる費用はもちろんピンからキリまでありますがもちろん予算の範囲内で出来る限り良い家にしたいですよね。
予算を抑える所と予算を掛ける所を理解した上で工事を依頼する事が大事です。

何も下調べせずにリフォーム業者に任せてしまうと不要な出費が掛かってしまう事でしょう。
「こんな家にしたい」「こんなデザインは出来るかな?」と思ったら気にせず質問しましょう。

フロンティア建設では中古住宅を買ってリノベーションする事をおすすめしておりますのでもし良かったらこちらのページもご覧ください。

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